こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。
自分で言うのもアレですが、僕はドラムの音量が大きい方だとおもいます。
音量が小さいと言われたことはほとんどなく、教室では「先生音でかいから空き時間は叩かないで」とか、小さいライブハウスでは「マイクいらんな」とよく言われるので、多分音量大きいんでしょう。
ですが、ドラムを始めた当初は音量はかなり小さい方でした。
田舎で比較対象が多くない状況、そして独学でドラムを叩いていたので、何が正解か分からずにいたまま専門学校に進学。
そこで同い年のドラマーがとんでもなく大きい音で演奏しているのを聞いて、
ドラムってこんなにでかい音で叩くの?
と思ったものです。
そこから色々試行錯誤して大音量を身につけることができました。
と言うことで、今回は大音量って何故必要なの?という疑問と、大音量を身につける方法を知りたい!と言う方に向けてお話しします。
参考になれば幸いです。
目次
何故大音量が必要なのか
まずは、何故大音量で叩ける方が良いのか?と言う疑問を、僕の経験から答えていこうと思います。
演奏面以外でもメリットがあるので、是非チェックしてください。
音量の幅を広げることができる
いわゆるダイナミクスと言うやつですね。
この音量の幅が狭いと、自分ではしっかり音量差をつけて演奏しているつもりでも、聞いている側からしたらあまり差がついていないと思われることが多いです。
大きい音で叩けるようにしておくと、大きい音と小さい音の差をハッキリとつけることができるので、曲の盛り上がり盛り下がりをしっかり演出することができます。
マイクの乗りが良くなる
とあるライブでツーバスを使用しているドラマーが居たのですが、あまり音量が出ていないのか、マイクで音量を増幅していました。
すると、元々が小さい音を無理やり大きくしたので、かなりモコモコした音となります。
その結果、部屋中を音が回ってしまって楽曲の邪魔をしているように聞こえてしまいました。
形容し難いですが、耳に優しくない音質になっていたとだけお伝えしておきます。
音量が大きいと、マイクで増幅するのは少しだけで済むので、芯のある音を客席に届けることができます。
もちろん良い音で、です。
音圧を出せる
これまたとあるライブで体感したのですが、メタル・ハードロック界隈でとんでもなく有名な方の前座バンドとして出演したことがありました。
自分達の番がおわり、メインの方々の演奏を聴いていたのですが、ドラマーさんの音圧に度肝を抜かれたのを今でも覚えています。
特にバスドラムの音が強烈で、全てを飲み込むのではないか。そんなことを感じながら呆気に取られました。
もちろんバスドラムの音量は大きかったです。重戦車かな?と錯覚するような大きさでした。
音量が大きいと、存在感をはっきりと示せるんだと確信した瞬間です。
音量を大きくする方法
ということで、大きい音を出すことで得られるメリットを紹介しました。
ここからは、音を大きくするための方法を3つ紹介します。
道具を使った方法もありますので、これやってみようかな?という方法があれば是非試してみてください。
ガッチガチにミュートをする
ガムテープやタオルを駆使して、反響音をなくすぐらいにミュートをします。
以前ミュートについて記事を書きましたが、今回は演奏のためのミュートではなく、音量を大きくするためのミュートです。
スネアドラムにすっぽりタオルを被せる、バスドラムに毛布をぎゅうぎゅうに入れるぐらいやっちゃいましょう。
こうすることで半端な音はほとんどかき消されます。
しっかり叩かなければまともに鳴ってくれません。
ショットスピードを上げることを意識して、少しでも太鼓を鳴らすことを心掛けてください。
耳栓・イヤホンをつけて練習する
これが1番手軽かもしれません。
耳栓やイヤホン(出来ればカナル型)を装着して演奏します。
こんなやつ
装着しながら演奏すると、聞こえてくる音はかなり小さくなります。
しばらく演奏してから耳栓を外して叩いてみると、音量の違いに驚きます。
デッドな部屋で練習する
「デッド」とは、音が吸音されていて、反響音がほとんどない状態のことを言います。
お風呂で歌うとかなり反響して、歌が上手く聞こえますよね。あれの逆バージョンです。
デッドな部屋で演奏すると、いつもの演奏よりも音が響かずに物足りなく感じます。
実はこれが練習環境としては最適です。
デッドな環境でも響くように大きい音で叩かなければいけないと思わされるので、気がついたら音が大きくなっています。
僕はいつも練習していたスタジオがかつてないぐらいデッドだったので、知らず知らずのうちに音が大きくなっていました。
さいごに
ということで、今回はドラムの音を大きくするための方法を紹介しました。
音を大きくするためにはしっかり叩かなければいけない、ショットスピードを速くする等、自分自身がしなければいけないことはもちろんあります。
ですが、練習する環境を変えて「いつもと違うぞ?」と自分を錯覚させることで効率を上げる方法も存在します。
何事にも言えることですが、「これで満足!」と考えてしまうと、その先の伸び代は無くなってしまいます。
大事なのは、今よりももっと大きい音が必要と思う気持ちです。
一緒に頑張りましょう。
読んでいただきありがとうございました。
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