こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。
今回は、タイ、シンコペーションについて解説していきます。
譜面を読むうえで最初につまづくことが多いです。
しかし楽曲には必要不可欠な要素になるので、ぜひ知っていただきたいです。
実際にどのように使用されているかも紹介しますので、参考になれば幸いです。
目次
タイとは
まずタイについて紹介します。
調べてみると
タイ(英: tie)は、楽譜に用いられる演奏記号のひとつで、継時的に連続する2つの同じ高さの音符を弧線によって結ぶことによって、ひとつの音符のようにつなげて演奏することを表す。
wikipediaより引用
とあります。
譜面で↓のようなマークを見たことがあると思います。
笑っているように見えますね。
この2つの音符をつなげたように見える記号がタイと言います。
ドラムの場合
先程、「タイとは音符をつなげて演奏する」と紹介しましたが、ドラムは音をつなげることが出来ません。
ではどうすればいいのか?
タイでつなげた前半部分は叩き、後半部分は叩かないという方法を取ります。
このルールがとても大切になりますので覚えておいてください。
シンコペーションとは
それではシンコペーションの説明に入ります。
タイと同様に、まずは調べてみましょう。
シンコペーション(syncopation、切分法)とは、西洋音楽において、拍節の強拍と弱拍のパターンを変えて独特の効果をもたらすことを言う。主に、弱拍の音符を次の小節の強拍の音符とタイで結ぶ、強拍を休止させる、弱拍にアクセントを置く、の3つの方法がある。俗語として「食う」と表現する場合もある。
wikipediaより引用
なんだか小難しそうな話になりましたね。
ここでは「強拍」「弱拍」にスポットライトを当てて解説していきます。
まずは↓の譜面をご覧ください。
これを叩く場合、スティックはどのように動かしますか?
おそらく叩いた後にスティックを振り上げる動作を行うと思います。
細かく言うと、音符と音符の間で振り上げています。
↓のような動きになりますね。
カウントを付けるなら、「1エン2エン3エン4エン(ワンエン・ツーエン・スリーエン・フォーエン)」となります。
数字の時に叩き、エンで振り上げます。
この叩く時(数字)を強拍、振り上げる時(エン)を弱拍と言います。
シンコペーションとは、この弱拍部分を強引に強拍部分に変更することを言います。
シンコペーションの使用例
シンコペーションの説明をしましたが、百聞は一見に如かずと言いますので、実際にどのように使用するのか見てみましょう。
タイが使用されていますね。ということは、叩いてはいけない音符が存在します。クラッシュシンバルの次のハイハットとバスドラムですね。
ちなみに、脳内では↓のように変換しています。
あなたが練習している曲にシンコペーションが出てきた場合、このように譜面を考えてみると解決するかもしれません。
フィルイン+シンコペーション
曲中では、フィルインを叩いてからシンコペーションに移行することが多いです。
3つほど例を紹介しますので、参考程度に見てみてください。
その1
その2
その3
実際に曲で使用すると
それでは実際の曲でどのようにシンコペーションを使用するのかを確認しましょう。
今回は2曲用意しました。
やさしいキスをして/DREAMS COME TRUE
1:55~の部分です。「あなたは~」という歌詞に合わせてシンコペーションしています。
ドラムだけ抜き出すとこのようになります。
イージュー★ライダー/奥田民生
イントロのフレーズにシンコペーションを使用しています。
確認してみましょう。
さいごに
今回はシンコペーションについて解説しました。
それらしく説明をしていますが、全てを完璧に理解しなければいけないかというと、そういうわけではありません。
僕はドラムを独学で始めたのですが、曲によく出てくるからという理由で何となくシンコペーションを叩けていて、後から言葉の意味だったり楽曲への効果を知りました。
最初の頃なんかスネアドラムの後にクラッシュシンバル叩けばオッケーと思っていましたし、今でもスネアドラム+クラッシュシンバルで「タジャーン」って鳴れば大丈夫と思っています。
まずは今回の動画を見て動きを覚えてくれたらと思います。
焦らずじっくりやってみましょう。
読んでいただきありがとうございました。
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