こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。
レッスンしているとこんな質問をよくいただきます。
確かに、スティックって明確な交換時期がないので、いつまでも使い続けてしまいますよね。
そこで、今回はスティックを交換するタイミングを大きく2つに分けて解説します。
これを機に、自分のスティックは大丈夫なのか確認しておきましょう。
参考になれば幸いです。
目次
スティックの損傷
スティックが折れた場合
これは当然ですね。言うまでもありません。
一応紹介しますが、ガッツリ折れるとこのようになります。
こうなったら「今までお疲れ様」と一言添えて手放しましょう。
それに対して、ハイハットを叩いて少し細くなったぐらいなら、まだまだ使えます。
少し見にくいですが、このような状態です。
シンバル類を叩き続けて、目に見えるぐらい細くなったら買い替えましょう。
チップが欠けた場合
スティックの先端のチップ部分が欠けても交換するべきです。
損傷としては軽微ですが、デメリットが多いので甘く見てはいけません。
チップが欠けると
シンバルの音が悪くなる
打面を傷つけやすくなる
叩き心地が悪くなる
こういったことが起こり、練習効率が悪くなります。
練習が終わった時にチップの状態を確認しておきましょう。
長い期間使い続ける
スティックは木製のものがほとんどです。
長時間使っていると、手汗を吸ってスティックが重くなります。
ここ数か月スティックを交換していないなら、スティックが手汗で黒く変色しているはずです。
そういった状態になると、汗を吸った分スティック本来の鳴りが損なわれてしまいます。
つまり良い音が鳴らないという事ですね。
厄介なのが、時間をかけて汗を吸うので使っている本人は気付かない点です。
新品のスティックを持つと、その軽さに驚きます。
対策
いつの間にかスティックの状態が悪くなっていた!という事態を避けるためにも、出来ることはやっておきましょう。
新品のスティックを常備しておく
家に使わない新品のスティックを置いておきます。
毎日チェックする必要はありませんが、ふとした時に比べてみると、違いが見えてきて交換するタイミングが把握できます。
常備することで、スティックが折れてしまっても、急いで買いに行かなくても良いのも利点です。
交換時期を決めておく
人によってドラムを叩く時間は様々です。
毎日練習する人と週に1回練習する人では、スティックの劣化スピードは当然違います。
毎日練習するなら2週間に1回、週に1回練習するなら2,3か月に1回交換というように、ルールを決めておきましょう。
スティックも楽器
僕の友人に、2年間スティックを交換していない猛者が居ました。
そのスティックは、もちろん綺麗な状態のはずもなく、どす黒く変色し、チップは削れ過ぎて逆に丸くなっていました。(2年間折らなかったのはすごいことですが・・・)
演奏を聞くと、「そのシンバル、そんなに音悪かったっけ?」と、首をかしげてしまう程に音が悪かったのです。
その後、一緒に新しいスティックを買って再度演奏。友人は音の違いに感動していました。
極端な例ではありますが、スティックを使い続けるのはあまり良い影響が無い、という話です。
音を出すからには、ドラムセットや自分のテクニックだけではなく、スティックなどの細部にも気を配りましょう。
スティックも立派な楽器です。
音楽をするからには、あなたの出す音が名刺代わりになります。
読んでいただきありがとうございました。
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