こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。
ドラムを練習していると、こんな悩みが出てきます。
・フィルインを叩くとズレてしまう
ドラマーあるあるですね。
リズムパターン(8ビートとか)はリズムキープできるのに、フィルインになったら叩く事に必死になってリズムがヨレてしまう。
どんなテンポの演奏にも付きまとう問題です。
そこで今回は、そんな悩みを解決する練習方法を紹介します。
メトロノーム使えば解決するよ?というのはどんな教則本にも書いてあることなので、もう一歩踏み込んだものになります。
やってみると結構面白いので、ぜひ試してみてください。
フィルインの後のクラッシュシンバルを叩かない
基本的にフィルインは、クラッシュシンバルとセットになっています。
実はこのクラッシュシンバルが原因でリズムがズレることが大半です。
じゃあクラッシュシンバル無くして叩いてみよう!という練習法です。
クラッシュシンバルが無くなったらどうなるのか?まずはこちらをご覧ください。
一見特別な事はしていないように見えますね。
ですが、いざやってみると違和感を感じる練習です。
ということで、この練習方法で得られるものを解説していきます。
シビアにリズムを判定できる
クラッシュシンバルを叩くとメトロノームや周りの音が聞こえなくなる、というのは誰しも経験があるかと思います。
シンバルの音量が大きいのも要因の1つですが、もう1つの原因は残響音にあります。
叩いた後にも音が鳴っている。これがリズムを捉えにくくしてしまう大きな原因です。
そこで、クラッシュシンバルを無くすことによって残響音を無くし、フィルインのリズムにより意識を向けることが出来ます。
興奮しなくなる
曲を演奏していると、無意識に「フィルインの後のクラッシュシンバル=ゴール」と捉えてしまいます。
この考え方が厄介で、クラッシュシンバルというゴールに向かうことで気持ちが高ぶり、フィルインのリズムを意識できなくなる、なんてことになりかねません。
それならば、テンションが上がってしまう原因であるクラッシュシンバルを取り除こうというわけです。
フィルインとリズムパターンがつながっていることを理解できる
フィルインの後にクラッシュシンバルを叩く事によって、フィルインは特別なモノという考え方をしてしまう方が多いです。
ですが実際は、リズムパターンとフィルインは同じリズムの上に成り立っている、というのが理想の考え方です。
こう言われると当たり前の事じゃないかと突っ込まれそうですが、叩いていくうちに見失いがちになるものです。
フィルインは音数が増えたり音量が大きくなったりしますが、ただそれだけ。
リズムの観点からすれば特別な事ではありません。
この練習をすると、それをより実感できます。
さいごに
どの練習にも言えることですが、今回紹介した練習をすると100%リズムが安定する!というわけではありません。
ですがクラッシュシンバルを無くすことにより、少しだけ演奏の聞こえ方、リズムの捉え方が変わるのは事実です。
そうして今までと違う考え方で演奏に臨むことによって、得られるものが増えることを願っています。
いつもの練習に行き詰った時にでも試してみてください。
読んでいただきありがとうございました。
ドラムレッスンしています。詳しくはこちらをご覧ください。