ドラムの話

【ドラム】初心者のための練習パッドの選び方

 

こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。

 

ドラムは家で叩く事が出来ません。なので、練習パッドを使って基礎練習をして実力を付けていくのが上達へのただ一つの道です。

 

なのですがこの練習パッド、通販や楽器店で見ていると「種類がたくさんあって何を買えばいいのか分からない!」という方が多いかと思います。

そこで、僕の今までの経験から「これは使えるぞ!」という練習パッドを紹介します。

 

オススメから珍しいものまで、いくつか挙げていきます。

 

参考になれば幸いです。

 

練習パッドとは

 

そもそも練習パッドとは何なのか?そこからお話しします。

 

ドラムは防音室がない限り、自宅で叩く事が不可能な楽器です。

 

それでも練習したい!

スティックコントロールだけでいいから叩きたい!

 

そんな声から生まれたのが練習パッドです。

 

主にルーディメンツ(スティックコントロール)中心の練習に最適で、そのコンパクトさと消音性からどんな場所でも練習が出来る優れものです。

音があまり出ないことで、自分の叩いているフォームや振り幅などの細かいところのチェックも出来るという利点もあります。

 

僕は一時、ドラムセットよりも練習パッドで練習している時間が長かった時期がありました。

そのお陰で上達できたと自負しています。

 

僕だけでなく、プロドラマーはこの練習パッドを使用した練習を必ず行っています。

 

つまりドラムが上手くなるには、練習パッドの使用が必要不可欠という事です。

 

 

練習パッドを選ぶ基準

 

それでは練習パッドの選び方を解説していきます。

 

練習パッドは材質や大きさなど様々な種類が展開しています。

まずはどのようなものを買えばいいのか、ある程度の基準を設定していきましょう。

 

材質はラバーを選ぶ

 

練習パッドの良し悪しは、ほとんど材質で決まります。

 

大きく分けるとウレタン、メッシュ、ラバー等に分かれます。

この中で僕がオススメしたいのはラバー、つまりゴム製のパッドです。

 

ラバー製のパッドは、叩き心地がドラムに似ていることが最大の特長です。

 

ウレタンは跳ね返らなさ過ぎて感覚が掴みづらく、逆にメッシュは跳ね返りすぎて手首を痛めやすいのであまり勧められません。

 

ウレタンやメッシュの方が消音性が高いので、音が出るラバーは敬遠されがちです。

ですが、音が出ると言ってもそこまでうるさくはありません。

 

僕は10年以上マンションでラバーパッドを叩き続けたのですが、苦情が来たことは一度もありませんでした。

 

スタンドに装着できるタイプを選ぶ

 

もう一つ大事な事は、スタンドが付いているかどうかです。

 

通常自宅でのドラムの練習といえば、イスに座って膝より少し上にパッドをセッティングするものです。

そうすることによって、実際にドラムを叩くかのようにトレーニングをすることが出来ます。

 

スタンドが付いていなければ、膝の上にパッドを置いて叩いたりしますが、正しい姿勢で演奏できなくなるので良い効果は得られません。

 

スタンド付きだと少し値段が上乗せされますが、ものすごく高いわけではないので、初期投資だと思って買ってしまいましょう。

 

 

オススメの練習パッド

 

以上の点から、僕が今まで数多く使用したなかで絶対に買うべき練習パッドを紹介します。

 

EVANS 12" ドラム練習パッド

EVANSはドラムのヘッド(打面)や小物を販売しているメーカーです。

 

僕が一番お世話になった練習パッドです。

打面にReal Feelと書かれていますが、その名に偽りはなく、ドラムに限りなく近い感触で叩けます。

 

音のバラつきを判別しやすいので、叩く力だけでなく聴く力も同時に鍛えてくれます。

 

ヤマハ トレーニングパット

 

 

練習パッドといえばこれ、な定番品です。

 

8インチとやや小さめなのが丁度良く、狙ったところをしっかり叩けるようになる練習を取り入れることが出来ます。

 

スタンドから取り外し可能なので、カバンに入れられて出先で叩けるのも利点の一つですね。

 

番外編

 

以上の2点が絶対に選ぶべき練習パッドなのですが、他にもユニークな練習パッドも存在します。

 

ここからは世の中は広いなぁと思って見てみてください。

 

Pearl トレーニングパッド 膝当てタイプ

 

 

膝に装着して叩くタイプです。

よく左膝に装着して、レギュラーグリップの練習に使っていました。

 

パワーヒットには向きませんが、ちょっとしたフィンガーコントロールにの練習に最適です。

 

ながら練習用と割り切って、テレビを見ながら叩いていました。

 

AHEAD 練習パッド

 

 

なんと1.75インチの練習パッドです。

約4cmぐらいですね。小さすぎ。

 

プラスチック製だから叩くと音が大きいし、空振りしてスタンドやスティック同士が当たる音もうるさい。

 

もはやギャグです。

 

ストイックを極めたい方はどうぞ。

 

 

さいごに

 

今回は練習パッドのオススメについて解説しました。

 

ハードヒット、高速連打、スティックワーク。これらすべてはラバー製のパッドが担ってくれます。

 

この記事がドラム初心者から使える練習パッドを探している方や、ドラムを基礎から見つめなおしたくて練習パッドを買いたい方の助けになれば幸いです。

 

読んでいただきありがとうございました。

 

 

ドラムレッスンしています。詳しくはこちらをご覧ください。

 

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植村慎太郎

ドラム歴20年。 ドラム講師歴15年以上。 普段は某大手音楽教室とかスタジオとかいろんなところでドラムの先生してます。 好きな音楽はポップス、R&B、ジャズ。 とりあえず当たって砕けてから考えるタイプ。

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