こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。
テンポが速い曲って、叩けるようになるとカッコよく見えますよね。
例えばこんな曲とか
こんな曲とか。
叩けるように頑張ろう!と息巻いて練習するも、なかなか思うように上達しないと思います。
あまりにも出来ずに「もしかして自分には才能がないのか?」とマイナス思考になってしまう方もいるかもしれません。
ですが、そんな事はありません。
実は、速い曲を叩けるようになる考え方というものが存在します。
これを駆使すると、誰でもテンポアップを見込めます。
というわけで今回は、曲の練習に行き詰った時のテンポアップの方法を紹介します。
この考え方を知っているか知らないかで練習の質も変わってくるので、ぜひ知っていただきたいです。
テンポを1ずつ上げる
結論から言いますが、自分が叩けるテンポを1ずつ上げていきましょう。
例えば、あなたが叩けるリズムパターンの限界テンポが♩=130で、叩きたい曲のテンポが♩=160だとします。
単純に30足りていませんね。この状態で曲と合わせて叩くと、曲が速すぎて演奏にならないかと思います。
そこで、メトロノームを♩=131に設定して曲の練習をします。
♩=130とほぼ変わらない速さなので、問題なく叩けると思います。
それが出来たら次は♩=132にする、というようにこの作業を繰り返していきます。
テンポを1ずつ上げるだけならそんなに苦労は感じないので、気軽に試してください。
そのまま♩=160まで練習を続けても良いのですが、繰り返しているうちに曲自体の練習にもなります。
♩=150あたりまで叩いて演奏の安定感がでてくるようであれば、曲に合わせて練習してみましょう。
結果を急ぐと不格好になる
若い人に多いのですが、楽器の練習と聞くと、曲と合わせて練習することと思う方が多いように感じます。
どうしても華やかなイメージが付きまといますね。
ですが実際には、メトロノームと合わせながらじっくり練習することがほとんどです。
そうです、地味です。
この地味さが嫌になって曲と合わせたくなる気持ちはとても分かります。
僕も最初はそちら側の人間でした。
僕がドラムを始めたのは高校生のときです。
若さゆえに速い曲が大好きだったので、曲に合わせてひたすら叩いていました。
楽しくはあったのですが、1曲をまともに叩けるようになるまで年単位の時間がかかったことを覚えています。
その後、ドラムの先輩や先生に上記の方法での練習を勧められます。
半信半疑ながらに実践すると、しっかり効果が出て速い曲を難なく叩けるようになりました。
それからは、自分の叩けるテンポからじっくり練習をしています。
継続が大事
言うまでもありませんが、こういった練習は続けることが大事になってきます。
このようなフィジカル面の練習の注意点は、1度休むと元に戻ってしまうところです。
なるべく休まずに、1日3~5分でも良いので続けてください。
そうすれば、1か月後には別人みたいに叩けるようになります。
そして地道に続けていると、次第に体が動きを覚えていきます。
目標としていた曲の演奏だけでなく、今後の曲の練習にも活きてきます。
さいごに
今回は、速い曲が叩けるようになる僕なりの練習方法を紹介しました。
色々試してきましたが、ムリをせずに叩けるようになるには、自分の制御できるテンポから徐々に速くしていく。これしかないと思います。
いきなり速いテンポで挑戦すると、ムリして叩くために変な姿勢になってしまいます。
すると体の故障の原因になったり、体力を使いすぎてバテやすくなったりと、良いことがありません。
最初はつまらない練習と思うかもしれませんが、騙されたと思って実践してみてください。
読んでいただきありがとうございました。
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