ドラムの話

【ドラム】センスって何?磨き方を考える【初心者】

 

こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。

 

あのドラマー、センスあるよなぁ

 

こんなことを耳にしたことはありませんか?

 

何か、良い感じの演奏やカッコいい演奏に対して使われるこの言葉。

ドラムを叩いている以上、言われてみたい言葉でもあります。

 

そのためには、センスを身につけなければいけません。

 

そもそもセンスってなに?

どうやってセンスって身につくの?

 

今回は、このセンスという掴みどころがない言葉について考察していきます。

 

参考になれば幸いです。

 

 

センスって何?

 

そもそもセンスってどういう意味?と思う方は多いのではないでしょうか。

 

センスだったりグルーヴだったり、音楽用語にはハッキリと定義されていない言葉が存在します。

 

なので、各々がその言葉の真意を究明していく必要があります。

 

ここからは僕なりの私見を述べていきます。

 

 

センス=カッコいい演奏

 

簡単に言うと、カッコいい演奏ができたらセンスがあると考えられます。

 

めちゃくちゃ単純ですね。単純で抽象的ですね。

ここで話が終わってしまうと意味がわからないので、少し掘り下げます。

 

 

みなさんは、どんな演奏を聞くとカッコいい!と思いますか?

 

人によって答えは様々だと思います。

なので、ざっくりですが僕がカッコいい!と思う演奏をいくつか挙げていきます。

Island Magic/Dave Weckl

 

 

どこを切り取っても聞き応えがあり、2:45~のドラムソロは圧巻の一言です。

たくさん叩いているのに邪魔じゃない。

 

テクニカルな演奏を目指すなら必聴の1曲です。

 

 

Seven Days/Sting

 

 

ひたすらオシャレですね。

 

空間を利用した、頭脳派なフレーズが並んでいます。

個人的には、イントロのスプラッシュシンバルの使い方に匠を感じます。

 

 

Chuck E's in Love/Rickie Lee Jones

 

 

少しゆったりめなテンポですが、その分遊び心がふんだんに盛り込まれています。

 

テンポフリーの場面から戻ってくる、1:56~のフィルインにセンスを感じますね。

 

 

ワダツミの木/元ちとせ

 

 

個人的に1番びっくりしたのがこの曲。

 

3:20で鳴り響くチャイナシンバルに衝撃を受けたのを覚えています。

Aメロで叩くという発想に度肝を抜かれました。

 

 

センスを磨く方法

 

ということで、カッコいい曲をいくつか紹介しました。

 

こんなセンスある演奏、してみたいですね。

 

そのためには、センスを磨く必要があります。

 

 

そうなんです、センスは磨くものなんです。

持って生まれたものではありません。

皆こんな演奏ができる可能性を持っています。

 

そんなわけで、ここからは僕が思うセンスを磨く方法をいくつか紹介します。

 

 

なぜこのフィルインを叩いたのか?を考える

 

まず好きな曲を用意します。

出来るだけドラムが聞こえやすい曲にしてください。

 

その曲の、気になるフィルインやフレーズに耳を傾けて哲学しましょう。

 

何故この場面で叩いたのか?

何故タムを使用したのか?

このフレーズは他の楽器に影響されたのか?

 

このように、1つのフレーズだけでもこれだけ考えることができます。

 

そこに、推測で良いので答えを用意します。

 

何故この場面で叩いたのか?→次の展開はサビだから、盛り上げたかった

何故タムを使用したのか?→音色を増やして、抑揚を表現したかった

このフレーズは他の楽器に影響されたのか?→ベースのフレーズと合わせたかった

 

こんな具合です。

 

合っているか、間違っているか。そこは大事ではなく、自分で考えることが大事なんです。

 

この様に考えることを繰り返していくと、音楽的な感性を磨くことが出来、カッコいい演奏が叩ける思考に近づきます。

 

引き出しを増やす

 

とにかく叩ける曲を増やします。

 

好きな曲を中心にコピーしていき、リズムパターン、フィルインのストックをどんどん増やしましょう。

 

何も考えなくても叩けるぐらいに体に馴染ませるのが理想ですね。

 

センスを磨くには、取捨選択が必要になります。

ということは、取捨選択できるだけの引き出しがなければいけません。

 

伴奏が聞こえたらドラムのフレーズが思い浮かぶぐらいに引き出しが増えるのが理想です。

 

 

音楽を聴きまくる

 

音楽を聴くのではありません。聴きまくります。

 

家族が好きな音楽、友達が好きな音楽、通っている教室の先生が好きな音楽、街でふと聞こえてくる音楽・・・。

 

 

もちろん好き嫌い関係なく聴きましょう。

 

音楽をしている人にとって、音楽を聴くのは読書と同じです

 

聴けば聴くほど知識がついていき、必ず演奏に反映されます。

 

あなたの周りのセンスがある人を思い浮かべてみてください。

ほぼ必ずと言って良いほど、様々な音楽を聞いているはずです。

 

今はCDを買わなくても音楽が聴ける時代です。

 

サブスクを有効活用してガンガン聞いちゃいましょう。

 

ちなみに、僕がよく使っているのはspotifyです。

 

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トライ&エラーを繰り返す

 

上記の方法で音楽を聴く力、感性を鍛えた後は、実際に叩いて試します。

 

曲を流して自分が考えたフレーズ、フィルインを叩き、カッコ良ければその感覚を覚えておき、イマイチならどうすれば良くなるかを考えます。

 

「言うは易し行うは難し」とはよく言ったもので、頭の中のフレーズを実際に形にするのは意外と難しいです。

 

初めて聞いた曲なのに、カッコよく叩ける人をたまに見かけますが、そう言う人は裏でとんでもない量の試行錯誤をしています。

 

インプットした分、アウトプットを忘れないようにしましょう。

 

 

さいごに

 

 

ということで、センスの磨き方をまとめると

 

何故このフィルインを叩いたのか?を考える

引き出しを増やす

音楽を聴きまくる

トライ&エラーを繰り返す

 

ものすごく簡単に言うと、めっちゃ音楽聴いてめっちゃ音楽について考えてめっちゃ練習しましょう、と言うことです。

 

僕が今まで出会ってきた演奏がカッコいい人の中で、全く音楽を聴かないと言う人は見たことがありません。

 

僕自身も、カッコいい演奏ができるミュージシャンになれるよう今も練習中です。

 

一緒に頑張りましょう!

 

読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

ドラムレッスンしています。詳しくはこちらをご覧ください。

 

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植村慎太郎

ドラム歴20年。 ドラム講師歴15年以上。 普段は某大手音楽教室とかスタジオとかいろんなところでドラムの先生してます。 好きな音楽はポップス、R&B、ジャズ。 とりあえず当たって砕けてから考えるタイプ。

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