こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。
バンド演奏において、ドラマーがカウントをするのは一般的です。
このカウント、何となく叩いていませんか?
カウントをしっかり出せるだけで、演奏のクオリティが全く違うものになります。
というわけで今回は
カウントの重要性
カウントのコツ
カウントの種類
について解説します。
参考になれば幸いです。
目次
カウントの重要性
カウントとはどんな時にするものでしょうか?
言うまでもありませんが、曲を始める時です。
そうです、カウントがなければ演奏が始まりません。
ちょっと大げさに言っちゃいましたね。
ですがカウントで曲の出来が決まるというのは、あながちウソではありません。
カウントには
曲の速さ
曲のビート
曲の雰囲気
を決めるという重要な役割があります。
これだけ大事なのにも関わらず、何となくカウントをしている人が多いのが事実です。
なので、上手くカウントをとれるようになる方法を紹介します。
カウントのコツ
ただカウントをするだけではなく、下記のコツを取り入れることで一気に格好良くなります。
カウントする前に曲をイメージして叩く
カウントをしてから曲について考える人が多いです。これは良くない例です。
勘違いしてはいけないのは、カウントは最後の作業である、という事です。
具体的には
- 曲を思い浮かべる
- 曲のテンポを意識する
- カウントをする
となります。
重要なのは、曲のテンポが明確になってからカウントをすることです。
何となくカウントをすると、変な速さで曲を演奏することになってしまいます。
気を付けましょう。
メトロノームを使う
カウントについて考えすぎてワケ分かんなくなった人にオススメです。
- メトロノームを鳴らす
- 曲をイメージする
- カウントをする
テンポが聞こえてくるので、時間をかけずに正確なカウントを出すことが出来ます。
余談ですが、僕は発表会で生徒さんのバックバンドとして演奏する時、必ずメトロノームを聞いてからカウントしています。
事故を無くし、安全に演奏できるようにするためです。
カウントの引き出しを増やしておく
実は、曲との相性が良いカウントというのが存在します。
そうなんです、カウントというのは1つだけではありません。
カウントをしっかり意識しているのになぜか演奏がふわふわしちゃう。
そんな時はカウントの仕方を変えると解決します。
スティック同士を叩くのか、ハイハットを叩くのか、はたまたクラッシュシンバルを叩くのか・・・。
選択肢は多いに越したことはないので、出来るだけ身につけておきましょう。
カウントの種類
色々なカウントがありますが、よく使うものをピックアップします。
1小節(ワンパート)カウント
「ワン、ツー、スリー、フォー」で始まるタイプです。
主にミドルテンポの曲で使います。カウントと共に声に出す人が多いです。
2小節(ツーパート)カウント
「ワーン、ツーウ、ワン、ツー、スリー、フォー」です。
1小節だけのカウントでは物足りないときに使用します。速い曲は大体こちらのカウントの方が採用されます。
カウント+フィルイン
格好良くキメたいときに使いましょう。
フィルインの数だけカウントの方法がありますね。
カウントも曲の一部
以前、世界的なビッグバンドである「カウント・ベイシー楽団」の公演を見に行ったのですが、カウントを聞いただけでどんな曲が始まるのかが分かりました。
言い過ぎじゃないの?と思うかもしれませんが、それぐらいカウントは曲の良し悪しを左右するものだと思っています。
この記事を読んで、カウントとは何か?というのをあなたなりに考えてみてください。
それが音楽力の向上につながり、良い演奏につながることになります。
読んでいただきありがとうございました。
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