こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。
皆さんは楽器買いまくってますか?
僕は今年は色々と楽器を買いました。
シンバル類、ギター、パーカッションetc...
悔いが残らないようにそこそこな買い物をしました。
普段からレッスンでも生徒さんに「ペダル買った方が良いですよ」とか「それだけ上手かったらスネア買ってもいいんじゃないですか?」とか言ってドラム沼から手をこまねいています。
ですが、「うーん…」というお返事をよくいただくことも多多。
なので、今回は僕がどんな気持ち、どんな考え方で楽器の購入に至るのかをだらだら書いていきます。
お時間ありましたらご一読ください。
楽器購入は無駄遣い
まずこれは声を大にして言いますが、楽器を買うのは無駄遣いです。
正当化することは全くありません。
ちなみに、僕が持っているドラムセットはGRETSCHのUSA Customです。
運良く格安で手に入れましたが、現在の販売価格はどえらいことになっています。
40万円ですって。中古で。40万円あったらドラム式洗濯機買えますよ奥さん。
スタジオ以外でしか使うことができないでかくて保管するにも場所を取る楽器よりも、洗濯物を干す手間を省く方がQOLは爆上がりするのは間違いありません。
でも欲しい
ぶっちゃけ生活に役に立たない事は分かりきっています。
ですが、楽器には自己満足とロマンが溢れています。
欲しいじゃないですか、自分だけの楽器。
スタジオに備え付けの借り物を叩くだけで人生終わるのは切ないじゃないですか。
「これ、俺の楽器」って言いながらドヤ顔したくないですか?
したいですよね?
ね?
ということでここから改めて、楽器を買う時に自分を納得させる方法をお教えします。
あなたに合った言い訳事情を選んでください。
欲しい音が手に入る
このバンドのドラマーと同じ音が出したいんや!
こんな願望は、音楽をする人間誰もが持っています。
憧れのアーティストと同じ音が出せる。
これは芸能人の○○ちゃんと同じ服持ってる!と同じぐらいの快感です。
それに、欲しい音=好きな音です。
そんな自分の願いが金さえあればすぐに手に入るんです。
スタジオに置いてある有象無象に叩かれまくっている楽器よりも、自分が理想とする音で練習できます。
もちろん好きな音なので、たくさん練習したくなります。
そして練習しまくると、もちろん上達が早くなります。
素晴らしいことですね。
知識がつく
スネアドラムを買うと、メンテナンスとしてヘッド(打面)の張り替えを行うことになり、音作りの方法が身につきます。
ハードウェア(スタンド類等)を買うと、どこをいじったら長さや角度が変わるのかといった構造を理解できるようになり、今後のセッティングに活かされます。
余談ですが以前ビッグバンドに所属していた時の話です。
そこには毎週自分のドラムセットを持って練習に行ってましたが、自分のセッティングに手こずって練習時間を短くするわけにはいかないと考えていました。
なので効率の良いセッティングの方法を見つけて、最終的には10分ぐらいで組み立て、撤収ができるようになりました。
今まで自分の楽器をいじくりまわしたからこそできたことです。
このように楽器を買っていじることは、演奏以外の知識が広がっていくことになります。
メーカーに詳しくなる
車を買う前ってメーカーとか車種とかどうでもいいと思いますよね?
ところがいざ車を買って道路を走ると、前の車の車種とか急に意識し始めます。
みたいなアレです。
こんなふうに自分の機材を持つと、途端にメーカーに目がいくようになります。
機材に疎い僕でさえ、そのプレイヤーが使っているメーカーから音を予想してどんな音楽が好きなのかを、なんとなく推測できたりします。
機材マニア同士になると、「この曲は○○の80年代のスネアが合うよな」「あーわかる。シンバルは○○やな」
という会話が始まります。
自分の楽器を持っていると、この機材トークに混じることができます。
結構楽しいですよ。
実質ほぼ無料
過去にキックペダルを1年に1回買い替えているというプロの方と話しましたが、「3万円のペダル買っても1年使うこと考えたら1ヶ月3,000円以下で使える計算だから値段で躊躇することないよ」と仰っていました。
そうです、月割や日割計算で考えたら楽器って安いんです。
ペダルは買い替えることがあるにしても、シンバルやスネアは扱い方によっては一生物です。
この間ZildjianのKeropeというシリーズのシンバルを購入しました。
購入価格は5万円ぐらいだったでしょうか。
シンバルにしてはちょっと、いやかなり高価です。
ジャズ用として買ったので、割れることはほぼなし。
そして大好きな音なので、一生大事に使うつもりです。
なので簡単に計算してみますが、5万円で買ったので日割り計算したところ、5万日生きたら1日1円となります。
超激安ですね。
なるべく長生きしてお得感を出していきます。
さいごに
音楽をしていると共感してもらえますが、「値段」と「演奏する楽しさ」ってトレードオフなんですよね。
お値段以上の価値があるから今まで音楽続けているわけですし。
世の中お金であることは確かなのですが、僕らミュージシャンはお金に換えられない事を提供する人間です。
増税だなんだで財布の紐がガッチガチになっているであろう昨今の状況ですが、そんな時こそ楽しみを増やして人生を豊かにしていきたいなと考えています。
最後に、僕が楽器を買う事に迷った時にいつも相談している人がいますので、その方達を紹介して終わりにします。みなさんも遠慮なく相談してみてくださいね。
読んでいただきありがとうございました。
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