こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。
皆さんはバラードは聞きますか?
僕は大好きでしょっちゅう聞きます。
心が落ち着くというか、音に体が包まれている感覚が心地いいので毎日聞いています。
聞くだけでなく、演奏するのも大好きですね。
派手なフィルインや高速演奏などの激しい動きは使わないので、延々叩き続けていられます。
長時間演奏するのは良いビートを作ることにもつながるので、練習内容に悩んだらしょっちゅう叩いてます。
さて、このバラードの演奏方法なのですが、ネットで演奏法を調べてみると「これは違うんじゃないのかな?」という意見をよく目にします。
バラードは繊細な楽曲だから優しく叩きましょう
バラードは弱い音を駆使します
例を挙げるとこういったものですね。
僕はこれは間違っていると考えています。
なので今回は、僕なりのバラード演奏に対する考え方をつらつらと綴っていこうと思います。
参考になれば幸いです。
目次
バラードは全力で叩くべし
まず結論から言いますが、バラードは全力で思いきり叩きましょう。
論より証拠という事で、こちらをご覧ください。
ビリージョエルの名曲、「オネスティ」です。
1:34あたりから2番目のサビが始まるのですが、ドラムを聞いてみましょう。
ぶっ叩いていますね。クラッシュシンバルがガンガン鳴っています。
これを聞いた後に弱い音で叩こう!なんて言えないはずです。
この曲に限らず他のバラード曲をじっくり聞いてみると分かるのですが、どの曲でもドラムはしっかり叩いています。
何故思いきり叩くのか?考察してみます。
バラードを思い切り叩く理由
音量=リズムの安定度
バラードとはテンポ(速さ)が遅い曲の事です。
ミュージシャンなら誰もが共感してくれると思いますが、テンポが遅いとリズムキープが難しくなります。
速い曲なら誤魔化しが利くのですが、遅い曲となると少しズレただけでもすぐに周りにバレてしまいます。
それ故に、苦手としている人は多いですね。
リズムがズレてしまう。でも良い演奏がしたい。
そんな時は、敢えて音を大きく鳴らして演奏します。
音を大きく鳴らすことで、リズムの芯が生まれてズレることが無くなってきます。
玄人なら小さい音でもリズムキープが可能なのですが、初心者だったりバラードを叩いた経験が少ない人は、まず大きい音でスローなテンポを演奏することに慣れましょう。
バラード=小さい音ではない
「バラードは小さい音だ」という偏見を持っている方も少なくないようです。
ですがそんなことはなく、バラードに音量は関係ありません。
こちらをご覧ください。
HYの「366日」のライブ映像になりますが、特別音量が小さいということはないと思います。
ドラムがしっかり鳴っているのも確認できますね。
このようにCD音源だけだと分からないことも、ライブを見れば解決することがあります。
生の演奏を聞いたうえでどう演奏すればいいのかを考えるのは、非常に大事な事です。
小さい音で叩かなければいけない時はどうするの?
以上の事から、バラードでも大きい音で演奏するのが上達への近道です。
とはいえ、楽曲の構成上小さく叩かなければいけない状況もあります。
僕自身の経験ですが、
- 大音量を想定していないバーでの演奏
- アコースティック楽器が多いから音量を出してはいけない
こういうときは結構苦労しますね。
なので、こんな時に使える演奏法を紹介します。
ショットスピードを意識する
まずスティックを振ってください。
手首のスナップを効かせて、「ブォンッ」と風を切る音がするぐらい素早く振りましょう。
そのスピードを維持したまま、スティックを振り上げずに叩きます。
こうすれば弱々しい音は出ずに、しっかりした小さい音が叩けるようになります。
最初は難しく感じるかと思いますが、これを習得出来たらリズムキープに不安を覚えることもありません。
ぜひ挑戦してみてください。
この叩き方ですが、タップストロークの要領で叩くとコツをつかみやすいと思います。
※タップストロークについてはこちらをどうぞ
さいごに
バラードはテンポがゆっくりなだけでなく、場合によっては音量も制限して演奏しなければいけません。
それにより事前知識がなくいきなりバラードを叩く場面になると、「小さく弱く叩かなければいけないんだ」と考えてしまうのは仕方のないことだと思います。
まずはYouTubeやサブスクを駆使してバラードをたくさん聞いてみてください。
楽器を意識して聞くと、印象が大きく変わると思います。
読んでいただきありがとうございました。
※バラード聞いてみようかなという方はこちらへどうぞ
ドラムレッスンしています。詳しくはこちらをご覧ください。