こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。
ドラムの上達には曲のコピーが必要不可欠です。
このコピーと言う練習方法ですが、人によって練習の基準は様々です。
巷でよく聞くのが、曲のコピーは量と質のどちらを優先すればいいのか?問題です。
理想を言うとどちらも大事なのですが、いきなり欲張ってしまうと「二兎を追うものは一兎も得ず」状態になってしまう事があります。
なので、今回は初心者と中級者に分けて練習方法を解説していきます。
参考になれば幸いです。
初心者なら量
初心者のうちは、そもそもドラムの叩き方を知らないことが多いです。
こんな曲ならこう叩けばいいよね、というストックがないからまず演奏の土俵にも上がれません。
そんな方はまずたくさんの曲をコピーすることをオススメします。
ドラムとはどんな時にどんなフレーズを叩くべきなのか、というセオリーを知る必要があります。
そのためにはたくさん曲をコピーしましょう。
コピーをしていると、到底叩けないような難しいフレーズが出てくることがあります。
そんな時は簡単なフレーズに置き換えて難易度を下げましょう。
上達するためには、難解フレーズを練習するよりも何曲もコピーしていく方が大事です。
大体20~30曲コピーしてから技術面を考えても遅くはありません。
中級者なら質
ある程度曲が叩ける、フィルインもそこそこ覚えているなら技術向上を視野に入れてコピーをしましょう。
1か月に3~4曲ぐらいのペースで良いかと思います。
時間をかけても大丈夫なので、聞こえているものすべてをマネすることを目標に練習します。
フレーズだけでなく、ダイナミクスやフレーズの手順、音の粒にも気を配って完全コピーが出来るようにします。
さらに、ドラムの音だけでなく他の楽器にも耳を傾け、ドラムとの関係性を探っていきます。
「ベースがブブブーブブブーと鳴っているからドラムはドドタンドドタンって叩いているのか」という具合です。
以上を簡単にまとめると、量をこなしてドラムの演奏に慣れていき、質を求めて深みのある演奏を身に付けていく。
この順序でドラムや音楽に対しての造形を深めていくのが理想と言えます。
あなたはどっち?
ところで今回は、初心者と中級者とで練習方法を解説しましたが、自分がどちらに属しているか分からない、と言う方もいらっしゃることでしょう。
そんな時は今疑問に思っている事が何なのかを探ることが大事です。
以下のようになります。
この曲はどう叩いているのかな?と思うなら量が必要
この曲のドラムは何故こう叩くのかな?と思うなら質が必要
ざっくりとした指標ですが、心に留めておき、練習内容に困ったときに思い返してみてください。
さいごに
今回はレベルごとに必要な練習について解説しました。
この記事が全ての人にあてはまるわけでは勿論ありません。
ですが、自分の疑問に答える形で練習内容を作ると、充実した練習が出来ます。
今自分は何が知りたいのか?を考えてみてください。
読んでいただきありがとうございました。
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