こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。
市販のバンドスコア(譜面)を見てみると、謎の記号が書いてあることが多いです。
謎の記号の大半は反復記号と言って、楽曲のある部分を繰り返す記号です。
記号の意味が分からずに読み進めていると、「今どこ演奏してるの?」という状態になってしまい、せっかく買ったバンドスコアが使われなくなってタンスの肥やしになってしまいます。
そうならないためにも、反復記号の意味を理解して楽譜を読めるようになっておきましょう。
譜面を使用して解説しますので「記号なんか全く分からないよ!」という方も安心して読んでください。
リピートマーク
小節線が2本と「:」のマークの組み合わせになります。
||: :|| ←のように、マークで囲った小節ををもう一度演奏します。
進み方は「1→2→3→2→3→4→5」となります。
1カッコ・2カッコ
リピートマークとセットで使われます。
1週目は1カッコ、2周目は2カッコへ進みます。
2周目に1カッコに行ってしまう、というミスがよく発生するので注意しましょう。
余談ですが、3カッコや4カッコも存在します。
進み方は「1→2→3→2→4→5」となります。
Fine(フィーネ)
曲の終わりとなります。
最初は無視して進み、繰り返したときに効果を発揮します。
進み方は「1→2→3→4→5→2→3」となります。3で曲が終わるので、注意しましょう。
D.S(ダル・セーニョ)
D.Sマークからセーニョマークに戻ります。
使いやすいので、バンドスコアでよく見ます。
進み方は「1→2→3→4→5→2→3」となります。
to coda(トゥ・コーダ)
to coda(トゥ・コーダ)マークからコーダマークにジャンプします。
D.Sの後に効果を発揮します。
進み方は「1→2→3→4→2→3→5→6」となります。
D.C(ダ・カーポ)
最初に戻ります。
D.Sと間違えやすいので、注意しましょう。
進み方は「1→2→3→4→5→1→2→3」となります。
注意点
こちらの譜面をご覧ください。
リピートマーク→ダル・セーニョ→トゥ・コーダの順番に譜面を読み進めていくことになりますが、ここで1つだけ注意点があります。
ダル・セーニョで戻ってきた場合、繰り返してはいけません。
つまり、ダル・セーニョで戻ってきたら2周目扱いしてトゥ・コーダを使用します。
という事は、進み方は「1→2→3→4→2→3→4→5→6→2→3→4→7→8」となります。
さいごに
今回は分かりやすく1,2行の譜面を使用しましたが、バンドスコアとなるとページをまたいで反復記号を使用することが多いです。
あなたがバンドスコアを読む場合、まずは今回紹介した記号があるかをチェックし、進み方を理解したうえで読んでみましょう。
プロが譜面を見て一番最初に確認するのは、反復記号の有無です。それぐらい重要な要素になります。
最初は大変だと思いますが、数をこなして慣れていくしかありません。頑張ってください。
読んでいただきありがとうございました。
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