こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。
今回はハイハットオープンの奏法について紹介します。
普段あまり使用しない左足が活躍します。
正しい奏法を身につけて演奏をより華やかにしていきましょう!
目次
ハイハットオープン奏法の練習
①両足の動き
まずは、ドラムを使わずに両足を動かしてみましょう。
右足はかかとを上げるヒールアップ奏法、左足はつま先を上げるヒールダウン奏法になります。
両足ともヒールアップにしてしまうと体のバランスが取れなくなるので、必ず左足はヒールダウンにしましょう。
その動きのまま、バスドラムとハイハットを使って実際に音を出します。
②ハイハットを叩く
①の動きを維持しながら右手でハイハットを叩きます。
「ツ・チー・ツ・チー・ツ・チー・ツ・チー」と聞こえたら完成です。
動画では全ての動きを同時に行っていますが、難しい場合は両足を先に動かしてからハイハットを叩くことをオススメします。
+マークがハイハットクローズ、○マークがハイハットオープンを表しています。(+マークは省略されることがあります)
③スネアドラムを叩く
スネアドラムを②に追加します。
叩くタイミングは、バスドラムの2,4発目と同じと意識しましょう。
この叩き方をたくさん練習しましょう。
ちなみに、この叩き方をDISCO BEATと言います。名前の通りダンスミュージックで使われるリズムパターンになりますね。
例えばこんな曲で使用されています。
ノリノリですね。
ハイハットオープン奏法のバリエーション
それでは、ハイハットオープンを使ったリズムパターンを少し紹介します。
その1
ハイハットオープンの数を減らしました。
オープンはするけどあまり目立ちたくない時に使います。
その2
ドンタンドドタンにハイハットオープンを追加しています。
最後にオープンすることで、後味が良いような印象を受けます。
その3
バスドラムを踏みつつハイハットオープンします。
両足の動きが一致しないので、練習が必要です。
実際に曲で使用すると
それではどの曲のどんな時に使用しているのかを確認しましょう。
今回はあいみょんの「マリーゴールド」から抜き出してみました。
0:20から始まるAメロで使用されています。
ドラムだけ抜き出すとこのようになります。
スネが痛くなる時の対処法
ハイハットオープンを練習していると、左足のスネがめちゃくちゃ痛くなるときがあります。
そんな時の対処法がいくつか存在するので、紹介します。
左足を膝よりも前に構える
セッティングの問題になってきますが、ハイハットの位置の関係で左足が膝より手前に位置している場合、ハイハットオープンがとんでもなく辛い作業になります。
なるべく左足は膝よりも前に構えましょう。
これだけで動かしやすさが段違いです。
左足を上げることよりも踏むことに意識を向けよう
ハイハットオープンと銘打っているので、左足を上げないといけない!と考えすぎて過剰な動きになってしまい、スネが痛くなるパターンです。
左足を上げる時は気を抜いてみましょう。「なんか左足が勝手に上がっちゃった」なイメージです。そして左足を下すときはしっかり下ろします。
こう考えるとスネへのダメージが軽減されます。
テンポを速くしてみる
ハイハットオープンの練習は、テンポが速い方が動かしやすくなり、左足が痛くなることが減ってきます。
もちろん最初はゆっくり練習をするべきですが、慣れてきたらどんどん速く叩けるようにしましょう。
ハイハットの開け具合を調整する
ハイハットが開きすぎて左足の負担が大きいパターンです。
ハイハットは、親指が入れば十分なので、確認してみましょう。
さいごに
ハイハットオープンを叩くだけで雰囲気ががらりと変わることがります。
今回はリズムパターンに添える形で紹介しましたが、フィルインに織り交ぜることももちろんあります。
慣れてくると、フィルインの代わりにハイハットオープンだけ叩いて展開を作ることも出来ちゃいます。
それに普段使わない左足を使うので、両足に意識が向くようになり演奏するときの体のバランスが良くなる効果もあります。
まさに良いことしかない練習なので、是非モノにしてください。
読んでいただきありがとうございました。
ドラムレッスンしています。詳しくはこちらをご覧ください。