こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。
今回は、ドラムのセッティングについての話です。
初心者の方だったら一度は悩んだことがあるでしょう。
たまーにスタジオに行って個人練習するのですが、こんなセッティングになっているのを見かけます。
分かる人には分かります。
どうやったらこうなるの?なセッティングになっているんですね。
それと同時に、「前の時間に使っていた人はドラム初めて間もないのかな?」とか思ってます。
そうなんです。ドラムのセッティングってその人の実力が見えてくるんです。
バレバレです。怖いですね。
そんなわけで、どうしたら格好良いセッティングが出来るのかをご紹介します。
参考になれば幸いです。
目次
ダメなセッティング例
冒頭にも挙げたセッティングですが、何がダメなのかを細かく解説していきます。
どれか一つでも当てはまるなら要注意です。
スネアドラムが低すぎる
スネアドラムを叩く時に、太ももに手が当たってしまいます。
これでは気が散って演奏どころではありません。
ハイハットが低すぎる
リズムパターンを叩く時にスティックが当たりやすくなります。
変な縛りプレイに見えます。
タムの角度が急すぎる
今まで見てきた中でこれが1番多いです。
しっかり音を出したいなら絶対やめるべきです。
正しいセッティング方法
良くない例を見ていただいたところで、正しいセッティングの仕方を紹介します。
イス(ドラムスローン)の高さ
正しいセッティングは、イスから始まります。
座った時に、太ももが少し下がるぐらいの高さに座りましょう。
高すぎたら安定感にかけて演奏しづらくなり、低すぎると足を上げにくくなって股関節を痛めることがあります。
片足を上げても安定感があり、且つ足を動かしやすい高さがポイントです。
スネアドラム
太ももよりも高く設定しましょう。
叩いた時に手が太ももに当たらないぐらいがポイントです。
そして、自分寄りに少し傾けましょう。
こうすることで、リム(外枠)に変に当たららず、逆にオープンリムショットを狙う時も叩きやすいです。
オープンリムショットについてはこちら
タムタム
水平すぎず斜めすぎずで、自分寄りに傾けましょう。
目安ですが、叩いた時にスティックが打面に対して垂直に振り下ろせる角度です。
太鼓の特性上、垂直に叩けたときが1番いい音が鳴ります。
フロアタム
スネアドラムよりも1,2cmぐらい低くセッティングしましょう。
こうすることで、スティックの移動が少しやりやすくなります。
フロアタムからスネアドラムに移行するフレーズは意外と多いです。
そして、自分寄りに傾けておきます。
太鼓はすべて傾けておくと安全に叩けます。
ハイハット
スネアドラムとハイハットの中に、手で作ったパーが入れば大丈夫です。
あまりハイハットが高すぎると、逆に演奏しづらくなるので注意です。
シンバル類
無理しない範囲で届けばOKです。
肘を曲げてもスティックが届いているのが目安です。
太鼓類と同じように、自分側に傾けておきます。
完成
以上で完成になります。
最初のセッティングと比べてみましょう。
まるで別物ですね。
セッティングも練習
ドラムのセッティングは、慣れないと時間がかかります。
ましてや貸しスタジオを使う場合、自分の前の時間に叩いていた人がとんでもなく個性的なセッティングだったら、時間がかかって当たり前です。
練習したいけどセッティングに時間がかかってしまって練習できない。
そんな時は、練習時間を増やしましょう。
いつも1時間練習するなら2時間借りておき、1時間をセッティングに使いましょう。
セッティングも大事な練習です。スタジオによってシンバルスタンドやタムホルダーの種類が違うので、様々な種類のスタンドに触れて操作に慣れておくのが大切です。
これをしておくと、いざという時に素早くセッティングが出来てすぐさま演奏準備に入れます。
さいごに
いかがだったでしょうか。
セッティングを見直すと、それだけで演奏の出来が良くなることがあります。
音も綺麗に鳴り、バンドメンバーも驚くかもしれません。
今回はよくあるセッティング方法を紹介しました。
もちろん身長などの個人差があって、全ての人にあてはまるとは思っていません。
まずはセッティングの基本と思って実践していただき、慣れてくると自分に合ったセッティングを見つけることが出来たらと思っています。
読んでいただきありがとうございました。
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