こんにちは、慎太郎(@shintaro_163cm)です。
ドラムを叩いていて、こんな悩みはありませんか?
そんな時は3連符を使ってみましょう。
4分音符、8分音符、16分音符はすべて偶数になっています。
そこに奇数である3連符を取り入れると、スリリングなフィルインが叩けるようになります。
いつもと違う慣れない叩き方になるので、頭の体操にもなります。
一緒に練習してモノにしちゃいましょう!
目次
3連符とは
まずは3連符がどのようなものかを解説します。
普段は↓のような音符をよく使っていると思います。
音符が16個並んでいますね。これは16分音符と言います。
タカタカ|タカタカ|タカタカ|タカタカ
RLRL|RLRL|RLRL|RLRL
というように、4つずつリズムを取ることが多いです。
偶数なので数えやすい、よく聞くから慣れ親しんでいるという意見を耳にします。
それに対して3連符はというと、↓のようになります。
ご丁寧に「3」と書いてあります。読み間違い防止のためです。
タカタ|タカタ|タカタ|タカタ
RLR|LRL|RLR|LRL
とリズムを取っていきます。
手順を見てお気づきかと思いますが、3連符の特徴は毎回手順が逆転していきます。
厳密には、1、3拍目が右手から。2、4拍目が左手からになっています。
利き腕を最初に叩かないのは、実はあまり経験が無いことです。
ということは裏を返せば、3連符の練習は左手強化につながります。
この手順で叩けるかどうかが、3連符を叩く上での最初の関門になります。
3連符の練習
タカタ|タカタ|タカタ|タカタ
それでは実際に叩いてみましょう。
まずはノーマルな状態の3連符です。
速さは♩=100に設定しています。
難しい場合は、♩=70~80ぐらいもしくはメトロノームを使わずに練習しましょう。
※分かりやすくするため、動画は反転しています。
1拍目は右手スタート、2拍目は左手スタートになります。
右利きの方は、2拍目の左手がなかなか合わないかと思います。
難しい場合はテンポを落として、左手にすべての意識を向けて練習してください。
この動きから色々と形を変えていくので、「これぐらい練習したら十分かな?」の2~3倍ぐらいは叩き続けましょう。
ンタタ|ンタタ|ンタタ|ンタタ
上記の状態から1発目を無くしたものになります。
通常の3連符と「ンタタ」を交互に叩いています。
頭がこんがらがる練習フレーズです。
対策なしに叩くと
「1拍目は最初の右手が無くなって左手から始めて2拍目は最初の左手が無くなるから右手からになって叩くから次は右手が無くなってひだもうわけわからん」
という状態に陥るので気を付けましょう。
コツは、叩かない部分を空打ちすることです。
(R)LR|(L)RL|(R)LR|(L)RL
( )内はパッドの横で空打ちすると、あまり考えすぎずに叩けます。
慣れてきたら空打ちをやめましょう。
タンタ|タンタ|タンタ|タンタ
2発目が無くなった形になります。難易度はそれほど高くはないと思います。
スキップをイメージしながら叩くと綺麗に叩けます。
比較的叩きやすいことから、フィルインでよく使います。
簡単に叩けるが故にリズムが崩れやすいのが注意点です。
気を抜かずに取り組みましょう。
空打ちを入れて叩くと、途端に難易度が上がるのでお試しください。
タタン|タタン|タタン|タタン
最後は3発目が無くなった形です。物足りなさを感じるフレーズです。
初めてこのフレーズを叩いた時、「最後が無くなるだけでこんなに気持ち悪くなるのか」と感じたのを覚えています。
このフレーズも空打ちを取り入れて、最後も叩いている気持ちになることが大切です。
使い勝手の悪さからフィルインでもあまり使用しませんが、すべて叩けるようになるのは大事なのでしっかり練習しましょう。
3連符を身近に感じる
普段から3連符を聞いていないと、今回の練習は難しく感じます。
ではどうすればいいのか?
3連符を使用している曲をたくさん聞きましょう。
シャッフルと呼ばれているリズムがあります。
このリズムは、3連符の上に成り立っているものになるので、フィルインも3連符が基準になります。
例を挙げると↓のような曲です。
シャッフルについては別の記事で紹介しますので、こんなリズムがあるんだなーと思っていただくだけで大丈夫です。
「シャッフル 曲」で調べると他にもたくさんの曲がありますので、ぜひ調べてみてください。
さいごに
3連符が叩けるようになると、不思議な事に8ビートの安定感が増していきます。
慣れない奇数音符を練習することによって、普段使っている偶数音符にも良い影響が起こるようです。
このことから、3連符が叩けるようになると
普段苦手な左手を強化できる
フィルインのバリエーションが増える
リズムの安定感が増す
こういった恩恵が得られます。
3連符を練習しない理由がありませんね。
頑張って習得しましょう!
3連符の練習や応用はまだまだ存在するので、これからも紹介していきます。
読んでいただきありがとうございました。
※今回使用した機材